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働き方

病院から介護施設へ|理学療法士が担う機能訓練指導員の1日(八尾・枚方)

2026.08.04 | 株式会社3SMILE 人事総務
施設の共用スペースで入居者の動作を確認するリハビリ職員
この記事の情報:株式会社3SMILE 人事総務(仕事内容は掲載時点の募集要項に基づきます。最新の条件は各求人ページ・公式LINEでご確認ください)
この記事のポイント

介護施設で理学療法士が担うのは機能訓練指導員という役割です。病院との一番の違いは、目的が「回復」から「今の暮らしを続けること」に移る点。訓練室にこもるのではなく、食事・移動・入浴といった生活の場面が関わる場所になります。八尾市・枚方市の住宅型有料老人ホームでの1日を、そのまま書きました。

この記事は、生嶋(統括部長・救急看護認定看護師)ほか現場スタッフの知見をもとに作成しています。仕事内容は掲載時点の募集要項に基づきます。

機能訓練指導員とは、介護保険のサービス種別ごとに定められた配置職種の呼び名で、理学療法士のほか、作業療法士・言語聴覚士・看護職員などの資格で従事できます。配置が義務づけられるかどうかはサービス種別によって異なり、住宅型有料老人ホームそのものに法定の配置義務があるわけではありません。3SMILEでは、住宅型有料老人ホームで入居者の生活機能の維持に関わる役割を、この呼び名で募集しています。病院のリハビリと違うのは、期限が区切られていないことです。退院という終わりに向けて機能を戻していく仕事ではなく、その方がこの先も同じ暮らしを続けられるように、少しずつ支える仕事になります。3SMILEでは八尾市・枚方市の4施設で、介護職員・看護職員と一緒にこの役割を回しています。

病院から介護施設へ移ることを考えたとき、「毎日何をしているのか分からない」という声をよくいただきます。ここでは1日の流れと、移ったときに戸惑いやすい点を整理します。

病院と介護施設で、何が変わるのか

結論から言うと、変わるのは目的・時間の使い方・関わる相手の3つです。

観点病院(急性期・回復期)介護施設(住宅型有料老人ホーム)
目的退院に向けた機能の回復今の暮らしを続けられる状態の維持
時間単位ごとに区切られた個別訓練が中心生活の場面に合わせて関わる時間が中心
関わる相手医師・看護師・同じ職種のリハビリ職介護職員・看護職員・ケアマネジャー・ご家族

※上表は一般的な違いを整理したものです。実際の体制は施設・法人によって異なります。

とくに大きいのが「関わる相手」です。病院では同じ職種の人が周りにいますが、施設ではリハビリの視点を持っているのが自分だけという場面が出てきます。ここを孤立と感じるか、任される範囲が広いと感じるかで、向き不向きが分かれます。

八尾・枚方の施設で入居者の歩行の様子を見守る職員
訓練室の中ではなく、生活の動線そのものが関わる場所になる

1日の流れ|生活の時間に合わせて動く

朝|前日からの変化を拾う

出勤してまず行うのが申し送りの確認です。夜間に転倒しかけた、食事の姿勢が崩れていた、といった情報は介護職員が持っています。ここを聞かずに訓練を始めると、その日の状態と合わないことをしてしまうので、朝の情報収集が実質的なスタートになります。

日中|個別の関わりと、生活場面の確認

日中は個別に体を動かす時間と、食事や移動の場面を実際に見る時間を組み合わせます。歩行や立ち上がりは、訓練の場面より生活の場面のほうが実態が出ます。車いすの高さが合っていない、手すりの位置が使いにくい——こうした環境側の調整も仕事のうちです。

夕方|記録と、次の共有

夕方は記録と情報共有です。介護保険の書類は病院の様式と違うため、ここは入職後に覚えていただく部分になります。書いた内容は介護職員がその日のケアに使うので、読む相手を意識して書くことが求められます。

記録を書きながら介護職員と情報を共有するリハビリ職員
記録は自分のためではなく、次に関わる人のために書く

戸惑いやすい3つの点(先に言っておきます)

①成果が数字で出にくい

病院のように「歩ける距離が伸びた」という形で結果が出るとは限りません。維持できていること自体が成果という場面が増えます。ここは考え方を切り替える必要があり、正直に言えば人を選ぶ部分です。

②リハビリ職の人数が少ない

同じ職種の同僚は病院より少なくなります。ただし判断を1人で抱える形にはしていません。看護職員・介護職員・ケアマネジャーと日常的に情報をやり取りし、迷う場面は相談して決めています。言語聴覚士(ST)の働き方もあわせてご覧ください。

③生活そのものが評価の対象になる

「食堂まで自分で行けているか」「トイレまでの動線で立ち止まっていないか」といった、訓練の外側で起きていることを見る目が必要になります。これは病院で身につけた評価の力がそのまま活きる部分でもあります。

施設のフロアで入居者と会話しながら様子を確認する職員
訓練の外側で起きていることを見る目が、そのまま仕事になる
八尾・枚方の施設で入居者と同じ目線で話す職員
同じ方を年単位で見続けられるのが、施設で働く特徴

八尾・枚方で働くということ

3SMILEの施設は大阪府八尾市に3施設、枚方市に1施設です。いずれも住宅型有料老人ホームで、訪問介護・訪問看護と組み合わせて生活を支えています。同じ方を長く見続けられるのがこの働き方の特徴で、退院までの数か月ではなく、年単位で変化を追うことになります。

介護施設全体の1日の動き方は介護の1日の流れを、リハビリ職全般の話はリハビリ職が介護施設で働くという選択をご覧ください。

参考(公的情報):厚生労働省「介護・高齢者福祉」

よくある質問

機能訓練指導員は理学療法士でないとできませんか?

理学療法士だけではありません。作業療法士・言語聴覚士・看護職員・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師などの資格でも従事できる仕組みです。施設によって配置している職種が違うため、実際の体制は施設ごとにご確認ください。

病院のリハビリとどこが一番違いますか?

目的が「回復」から「今の暮らしを続けること」に移る点です。訓練室で決まった時間に行う形ではなく、居室や食堂といった生活の場面そのものが関わる場所になります。

1人職場になりませんか?

リハビリ職の人数は病院より少なくなります。ただし介護職員・看護職員・ケアマネジャーと日常的に情報をやり取りするため、判断を1人で抱える形にはしていません。

未経験の分野でもついていけますか?

入職後は先輩職員が同行する形をとっています。介護保険の書類や記録の様式は病院と異なるため、そこは入ってから覚えていただく前提で考えてください。

勤務地はどこになりますか?

系列施設(大阪府八尾市3施設・枚方市1施設)です。配属された施設での勤務になります。

この記事のまとめ
  • 介護施設で理学療法士が担うのは機能訓練指導員。目的が「回復」から「今の暮らしを続けること」に移る。
  • 1日は朝の申し送り確認から始まり、日中は個別の関わりと生活場面の確認、夕方は記録と共有。
  • 戸惑いやすいのは①成果が数字で出にくい②リハビリ職の人数が少ない③生活そのものが評価対象になる、の3点。勤務地は八尾市3施設・枚方市1施設。

まずは「条件確認だけ」でも大歓迎です

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